
PCゲームの世界に足を踏み入れると、グラフィック設定の画面でよく見かける「レイトレーシング(Ray Tracing)」という項目。
「オンにすると画面が映画みたいにすごく綺麗になる!」って噂を聞いて、ワクワクしながら設定をオンにした経験はないかな?
でも、いざゲームを動かしてみたら「あれ?なんだかキャラクターの動きがカクカクして重い……」「さっきまでスムーズだったのに、急に画面がカクつくようになった」なんてことになって、戸惑った人も多いんじゃないかと思う。
あるいは、これから初めて本格的なゲーミングPCを買おうとしているけれど、「レイトレーシング対応って本当に必要なのかな?」「無理にオンにするメリットはあるの?」と気になっている人もいるかもしれないね。
この記事では、PCゲームにおける「レイト レーシング fps」の関係について、その真実を徹底的に解説していくよ。
これを読めば、なぜあんなにゲームの動作が重くなってしまうのかという技術的な理由はもちろんだし、あなたの持っているPCのスペックや、よく遊ぶゲームのプレイスタイルに合わせた「一番実用的な設定方法」がバッチリわかるようになるんだ。
綺麗なグラフィックを堪能したい気持ちと、対戦で勝つための滑らかな動きを求める気持ち。
どちらを優先すべきかの迷いがスッキリなくなって、より快適なゲームライフが送れるようになるから、ぜひ最後までじっくり読んでみてね。
レイトレーシングをオンにするとFPSは大幅に下がる!

結論からズバリ言ってしまうと、レイトレーシングを有効にすると、FPS(フレームレート)は間違いなく大幅に低下するんだ。
これはどんなに高価なパソコンを使っていても避けられない事実なんだよね。
一般的な目安として、オンにするだけで30〜50%前後はFPSが落ちてしまうとされているよ。
さらに、ゲームの種類や画質設定の高さによっては、半分どころか70%以上もFPSが下がってしまうケースだって普通にあり得るんだ。
つまり、「画質をすべて最高レベルにして、なおかつFPSも高く維持して滑らかに遊びたい!」というのは、現代の最高峰の技術をもってしても、ものすごくハードルが高いことなんだよね。
だからこそ、「なぜそんなに重くなるのか」を知った上で、適切な設定を自分でコントロールすることが重要になってくるというわけなんだ。
どうしてそんなに重くなるの?仕組みと影響

そもそもレイトレーシングとFPSってなんだろう?
光を追いかける膨大な計算
レイトレーシングというのは、英語の「Ray(光の経路・光線)」と「Tracing(追跡する)」を組み合わせた言葉だよ。
その名の通り、現実の世界の光の動きをシミュレーションして、水面の反射やガラスの屈折、キャラクターのリアルな影、そして壁に反射して届く間接光なんかを、物理的に近い形で計算する画期的な描画技術なんだ。
これまでのゲームで長く使われてきた「ラスタライズ」という描画方法は、言ってみれば「画面に見えている部分だけをそれっぽく塗る」という比較的軽い処理だったんだよね。
ところが、レイトレーシングは空間の中を飛んでいる光線一本一本の動きや反射の回数を細かく追跡して計算するから、GPU(グラフィックボード)にかかる計算の負担が今までとは桁違いに多いんだ。
最新のNVIDIAのグラボには「RTコア」、AMDのグラボには「Ray Accelerator」といった、この光の計算を専門に行うための特別な処理ユニットが積まれているよ。
でも、そんな専用の回路を用意してもなお処理しきれないくらい、光のシミュレーションというのはものすごく重くて大変な作業なんだね。
ゲームの快適さを決めるFPS
一方の「FPS」というのは「frames per second」の略で、1秒間に画面が何回書き換わるか(つまり何枚の画像が表示されるか)を表す単位のことだよ。
例えば「60fps」なら、1秒間に60枚のパラパラ漫画をめくっているような状態で、この数値が高ければ高いほどゲームの動きがヌルヌルと滑らかで自然に見えるんだ。
逆に、FPSが30を下回ってきたりすると、人間の目にもはっきりと「カクカクしている」「動きが遅れている」と感じるようになってしまうんだよね。
特に、「Apex Legends」や「Valorant」のようなシューティングゲーム(FPSゲーム)や、一瞬の反応が勝敗を分ける対戦型のアクションゲームでは、「最低でも60fpsは絶対にキープしたい」「できれば100fpsや144fps以上を出して有利に立ち回りたい!」って考えるプレイヤーがすごく多いんだ。
だから、いくらレイトレーシングで水たまりの反射が美しくリアルになったとしても、FPSがガクッと下がって敵の動きがカクカクに見えてしまうのは、ゲーマーにとって致命的な弱点になりかねないというわけなんだよ。
実際のゲームでのFPS低下と設定のコツ

グラボやゲームによってこんなに違う
超ハイエンドなRTX 4090でも半分近く落ちるケース
「最新の何十万円もするような超高性能なグラボなら、レイトレをオンにしても余裕でサクサク動くんじゃないの?」と思うかもしれないけれど、実は現実そう甘くはないんだ。
例えば、グラフィックが非常に美しくて重いことで有名な「Cyberpunk 2077」というゲームでの検証結果があるんだ。
現行で最強クラスのグラボであるNVIDIAの「RTX 4090」を使っても、レイトレーシングをオフにした状態だと約85.6fps出ていたのに、オンにした途端に約45.5fpsまで下がってしまったんだって。
計算すると、なんと約46%もFPSが低下してしまったということだね。
さらに、AMD Radeonのハイエンドモデルである「RX 7900 XTX」を使って同じように検証した場合だと、通常時は約74.8fpsだったのが、レイトレをオンにした瞬間に約21.1fpsへ、約72%以上も大暴落してしまったというデータも報告されているとされているよ。
グラボの世界で頂点に立つようなパソコンですらこれだけ露骨に影響が出るんだから、一般的なミドルクラスのパソコンだとさらに厳しい結果になるのは容易に想像がつくよね。
ミドルクラスなら「オフ推奨」が現実的
じゃあ、世の中の多くのゲーマーが使っているミドルクラスのグラボ(例えばRTX 4060やRTX 3060など)はどう設定すべきなのかというと、FPSをしっかり稼いで快適に遊びたいなら「レイトレーシング関連の設定は潔くすべてオフにする」のが強く推奨されているんだ。
ある専門的な設定ガイドを見てみると、レイトレーシングを有効にしてなんとか遊べる目安は最低でも「RTX 2070以上(AMD製ならVRAM 10GB以上)」とされていて、レイトレの品質を「高」にして綺麗なグラフィックを堪能するには「RTX 4080以上」が推奨されているくらいハードルが高いんだよ。
たとえ比較的新しいRTX 4070 Ti Superや、これから出るであろう次世代のグラボクラスだったとしても、解像度をQHD(1440p)にしてレイトレをオンにすれば、平均して30〜50fps程度は落ちるのが一般的なんだ。
だから、「常に60fps以上をキープしてストレスなく遊びたい!」というFPS重視のプレイヤーなら、2026年を見据えた最新のグラボ環境であっても、「まずはレイトレ関連設定を全部オフにする」という設定ガイドが出ているくらいなんだよね。
ゲーム側の設定で負荷は大きく変わる
ゲームの設定画面をよく見てみると、単にレイトレーシングを「オン・オフ」するだけじゃなくて、強さを「低」「中」「高」「ウルトラ(MAX)」のように細かく選べるタイトルも増えてきているよね。
この設定のさじ加減によって、FPSの落ち幅も全然違ってくるんだ。
個人の方の検証によれば、それぞれの設定の目安はこんな感じだと言われているよ。
- 「Low(低・一部の反射など限定的)」:FPSが約20〜30%低下
- 「Medium(中程度)」:約30〜50%低下
- 「Ultra(ウルトラ・すべての光をフルに計算)」:約50〜70%以上低下
あるゲームでの実測データでは、レイトレーシングの設定を「高」にして平均44fpsしか出ていなかった環境で、設定を「低」に落とすだけで約49fps(約11%の改善)まで持ち直したという検証結果もあるんだ。
特にグラボへの負荷がすさまじいと言われているのが、「RTリフレクション(鏡面反射、水面、ガラスなどの映り込み)」と、「RTグローバルイルミネーション(間接光や、室内の光の自然な回り込み)」の2つなんだよね。
FPSの低下を少しでも抑えたいなら、まずはこの2つの項目を探して優先的にオフにするだけでも、画面の綺麗さをある程度保ちながらFPSを大幅に改善できる見込みがあるんだ。
最近のゲーム開発者たちも「とにかくすべてをMAXでリアルに描画する」という方針から、「60fpsをなんとか保てる現実的な範囲で、効果的にレイトレーシングの良さを活かそう」というチューニングの方向にシフトしてきているみたいだよ。
FPSを落とさずに高画質を楽しむ裏ワザ
DLSSやフレーム生成機能を活用しよう
「対戦ゲームじゃないし、FPSの低下をある程度は受け入れてでもやっぱり最新の綺麗な映像で遊びたい!」という人に朗報なのが、最新のアップスケーリング技術なんだ。
NVIDIAの「DLSS」やAMDの「FSR」といった機能を聞いたことがあるかな?
これは、ゲームの内部的な描画解像度をあえて少し下げて(つまり軽い状態で計算させて)おいて、最終的に画面に出力する前にAI(人工知能)の力を使って高画質な映像に引き上げてくれるという、魔法のような機能なんだよね。
さらに最近では、AIが前のフレームと次のフレームの間を予測して、存在しないはずの新しい画像を自動的に作り出す「フレーム生成(Frame Generation)」という機能まで登場しているんだ。
このDLSSなどのアップスケーリングとフレーム生成を組み合わせると、なんとFPSが1.5倍から最大4倍近くまで跳ね上がるという検証結果も報告されているんだよ。
例えば、解像度1440pの環境でDLSSを「品質」モードにしつつフレーム生成をオンにするという設定構成なら、レイトレをオンにしても90fps前後をキープできる目安になると言われているんだ。
今や、レイトレーシングによる重すぎる負荷(FPSの低下)を、こういったAI技術で補って楽しむというのが、PCゲーマーの間ですっかり一般的な遊び方になってきているんだね。
画質と滑らかさのバランスを見極めよう

さて、ここまでレイトレーシングとFPSの関係について詳しく解説してきたけれど、いかがだったかな?
もう一度、大事なポイントを整理しておくね。
- レイトレーシングをオンにすると、計算処理がものすごく重いため、FPSが30〜50%、場合によっては70%以上も低下する。
- RTX 4090のような超高性能な最新グラボを使っても、大きなFPS低下は避けられない。
- 対戦ゲームなどでFPSを最優先したい場合は、レイトレーシング関連の設定はすべて「オフ」にするのが正解。
- どうしても画質も楽しみたいなら、レイトレ設定を「低」に下げたり、DLSSやフレーム生成などの最新機能をフル活用するのがおすすめ。
映像のリアルさをとるか、ゲームの滑らかさをとるかは、遊ぶゲームのジャンルやあなたの目的によっても大きく変わってくるんだ。
一瞬の反応が命取りになる激しいアクションやシューティングゲームならFPSを最優先して、休日に一人でじっくりと美しい景色や世界観を楽しむようなRPGならレイトレーシングをオンにして没入感を高める。
こんな風に、ゲームごとに設定を賢く使い分けられるようになると最高だね。
自分だけのベストな設定を見つけてゲームを満喫しよう!
「グラフィック設定の項目がいっぱいで、どれをいじればいいのかよくわからない……」と悩んでいた人も、それぞれの機能がどうゲームに影響するのか、なんとなくイメージできるようになってきたんじゃないかな?
最初はちょっと難しく感じるかもしれないけれど、ゲームの中で少しずつ設定を変えながら、キャラクターの動きや周りの景色がどう変わるか試してみるのも、PCゲームならではの醍醐味なんだよね。
「この映像の綺麗さなら、少しFPSが落ちても許容範囲かな」とか「やっぱり動きが軽い方が自分には合っていてストレスがない!」とか、いろいろ遊んでいくうちに自分の好みのバランスがきっとわかってくるはずだよ。
さあ、今すぐお気に入りのゲームを起動して、設定画面を開いてみよう。
この記事で紹介したコツを参考にしながら、あなたにとって一番快適に遊べるベストなグラフィック設定を見つけてみてね。
今まで以上に楽しくて没入感のある最高のゲーム体験が、きっとあなたを待っているよ!