DLSS

DLSSで遅延が起きるって本当?

DLSSで遅延が起きるって本当?

最近PCゲームを遊んでいて、「重いからDLSSをオンにしたいけど、入力遅延が増えるって聞いて迷っている」なんてことはないだろうか。
特に対戦ゲームやアクションゲームだと、ボタンを押してから画面が動くまでのラグは命取りになるよね。
「DLSSを使うと操作が重くなる」という噂を聞いて、せっかくのグラフィックボードの機能を活かしきれていない人も多いかもしれないんだ。
でも安心してほしい。
この記事を読めば、DLSSと遅延の本当の関係性がスッキリ理解できるはずだよ。
遅延の原因となる設定と、それを回避する最適な設定方法がわかるから、高画質でなめらかな映像と、吸い付くような操作感を両立できるようになるんだ。
ぜひ最後まで読んで、あなたのゲーム環境を最高のものにアップグレードしてみてほしい。

DLSS単体ではなく「フレーム生成」が遅延の原因!

DLSS単体ではなく「フレーム生成」が遅延の原因!

「dlss 遅延」で検索して不安になっている人に、まずは結論から伝えよう。
実は、通常のDLSS(アップスケーリング)自体は、入力遅延を増やすどころか、むしろ減らす方向に働くことが多いんだ。
遅延が増えたと感じる原因のほとんどは、DLSS 3から導入された「Frame Generation(フレーム生成)」という機能にあるんだよ。

DLSSのアップスケーリングは、ゲームの内部解像度を下げてグラフィックボードの負荷を軽くし、AIの力で高解像度に引き上げる技術なんだ。
グラフィックボードの負荷が下がれば、純粋にフレームレート(fps)が上がるよね。
フレームレートが上がれば、画面が切り替わるスピードが速くなるから、結果的にボタンを押してから画面に反映されるまでの時間、つまり「体感の遅延」は短くなる傾向があるんだ。

一方で、フレーム生成(Frame Generation)は、実際のフレームとフレームの間に、AIが作り出した「生成フレーム」を挟み込む技術なんだよ。
これを使うと、見た目のフレームレートは劇的に上がってヌルヌル動くようになるんだけど、「次のフレームがどうなるか」を予測して生成する処理を挟むため、実際の操作が画面に反映されるまでに少し時間がかかってしまうんだ。
だから、「DLSSをオンにしたら遅延がひどくなった」と感じたときは、アップスケーリングではなく、フレーム生成がオンになっていた可能性が高いんだよね。

なぜDLSSの設定によって遅延が変わるのか?

なぜDLSSの設定によって遅延が変わるのか?

では、なぜそのような違いが生まれるのか、もう少し詳しく仕組みを解説していくよ。
ここを理解しておけば、ゲームごとにどう設定すればいいのかが自分で判断できるようになるはずだ。

DLSS(アップスケーリング)自体は遅延を増やさない

繰り返しになるけれど、DLSSの基本機能である「アップスケーリング」は遅延を増やしにくいんだ。
通常、ゲームを高画質で描画しようとするとグラフィックボード(GPU)に大きな負荷がかかって、1フレームを作るのに時間がかかってしまうよね。
でも、DLSSのアップスケーリングを使えば、一度低い解像度(例えばフルHDなど)でサクッと軽い処理で描画してから、AIが4Kなどの高解像度に綺麗に変換してくれるんだ。
これによって、GPUの処理待ち時間が減って、より早く次のフレームを作り出せるようになるんだよ。
つまり、GPU負荷が高い重いゲームほど、DLSSアップスケーリングの恩恵を受けてfpsが上がり、結果的に入力遅延も改善されやすいということなんだ。
ただし、すでに十分すぎるくらい高いfpsが出ている軽いゲームの場合は、DLSSをオンにしてもそれ以上fpsが上がりにくく、遅延改善の効果も薄いことは覚えておいてほしい。

Frame Generation(フレーム生成)が遅延を生む仕組み

遅延の犯人になりやすい「フレーム生成」の仕組みについても説明するね。
フレーム生成は、ゲームエンジンが作り出した「フレームA」と「フレームB」の動きをAIが分析して、その中間にあたる「生成フレーム」を作り出す技術なんだ。
これによって、例えば60fpsしか出ていなかったゲームが、擬似的に120fpsの滑らかさで表示されるようになるという魔法のような機能なんだよ。

でも、ここで少し考えてみてほしい。
中間フレームを作るためには、基準となる「未来のフレーム(フレームB)」が完成するまで待つ必要があるよね。
ゲームエンジンがフレームBを描画し終わってから、AIが中間フレームを生成して画面に出力する。
この「待つ時間」と「生成する時間」が追加されることで、操作を入力してから画面に反映されるまでの時間(入力遅延)が増加してしまうんだ。
だから、反射神経が問われるようなFPSや格闘ゲームなどの対戦ゲームでは、フレーム生成による遅延が致命傷になることがあるんだよ。

NVIDIA Reflexが遅延を抑える救世主に

「じゃあフレーム生成は使い物にならないの?」と思うかもしれないけれど、実はそんなことはないんだ。
ここで登場するのが「NVIDIA Reflex」という低遅延化技術だよ。
Reflexは、CPUとGPUの連携を最適化して、レンダリング(描画)の順番待ちをしている無駄な時間を極限まで減らしてくれる機能なんだ。
2024年以降の最新の解説やNVIDIAの公式情報でも、DLSSのフレーム生成を使うときは、このNVIDIA Reflexを必ず併用することが強く推奨されているんだよ。

実際、多くの対応ゲームでは、フレーム生成をオンにすると自動的にReflexもオンになる仕様になっていることが多いんだ。
Reflexがしっかりと働いてくれれば、フレーム生成による遅延の増加分を相殺して、気にならないレベルまで抑えることが可能なんだよね。
遅延が気になる場合は、ゲーム内の設定でNVIDIA Reflexが「オン」または「オン+ブースト」になっているかを必ずチェックしてみてほしい。

遅延を抑えて快適に遊ぶための最適設定例

ここからは、実際のゲームプレイを想定して、どのようにDLSSやその他の設定を組み合わせればいいのか、具体的なシチュエーション別に紹介していくよ。
遊ぶゲームのジャンルに合わせて、設定を使い分けてみてほしい。

競技性の高いFPSタイトルでの設定例

『Apex Legends』や『Valorant』、『Overwatch 2』のような、一瞬の反応が勝敗を分ける対戦型FPSを遊ぶ場合の設定例だ。
このジャンルでは、とにかく入力遅延を極限まで減らすことが最優先されるよね。
だから、DLSSのフレーム生成(Frame Generation)は「オフ」にするのが基本になるんだ。
フレーム生成による遅延は、コンマ数秒を争う世界ではどうしても不利に働いてしまうからね。
一方で、DLSSのアップスケーリングは、画質をある程度保ちながらfpsを稼げるなら「オン(品質やバランス)」にしておくのは有効だよ。

そして、NVIDIA Reflexは絶対に「オン+ブースト」に設定しよう。
これによって、システム全体の遅延が最小化されて、マウスのクリックが瞬時に画面に反映されるようになるんだ。
競技シーンでは、この「アップスケーリング+Reflex」の組み合わせが現在の最適解だと言えるね。

映像美重視の重いアクションRPGでの設定例

『サイバーパンク2077』や『Alan Wake 2』、『黒神話:悟空』のような、最新のグラフィックで描かれる重いシングルプレイゲームの場合はどうだろうか。
この場合は、対戦ゲームほどのシビアな反応速度は求められない一方で、映画のような滑らかな映像美を楽しみたいよね。
ここでは、DLSSアップスケーリングに加えて、フレーム生成(Frame Generation)も「オン」にするのがおすすめだよ。
元のフレームレートが60fps程度出ていれば、フレーム生成をオンにすることで100fps以上に引き上げることができて、見違えるように画面がヌルヌル動くようになるんだ。

もちろん少し遅延は増えるけれど、NVIDIA Reflexをしっかり「オン」にしておけば、アクションゲームを遊ぶ上では全く違和感のないレベルに収まることが多いんだよ。
ただし、元のフレームレートが30fps台など低すぎる状態でフレーム生成を使うと、生成の元になる情報が少なくて遅延が強く感じられたり、映像にノイズ(アーティファクト)が出やすくなったりするから注意が必要だね。
ベースとして最低でも50〜60fpsは出ている状態でフレーム生成を使うのが、快適に遊ぶためのコツなんだ。

V-SyncとG-SYNC、フレームレート上限の最適解

DLSSの設定と合わせて、近年コミュニティや専門家の間で重要視されているのが「モニターの同期設定」なんだ。
ゲーム画面が横にズレる「ティアリング」を防ぐために、V-Sync(垂直同期)をオンにしている人も多いかもしれない。
でも、低遅延を重視するなら、ゲーム内のV-Syncは「オフ」にするのが基本なんだよ。
V-Syncは画面の更新タイミングを強制的に合わせるため、入力遅延を増やす大きな原因になってしまうからなんだ。

じゃあティアリングはどうやって防げばいいかというと、G-SYNCやFreeSyncといった「VRR(可変リフレッシュレート)」対応モニターを使うのがベストな解決策になるんだ。
モニター側でG-SYNCを有効にして、ゲーム内のV-Syncはオフ。
さらに重要なのが、フレームレート(fps)の上限を、モニターの最大リフレッシュレートより「少し下」に設定することだよ。
例えば144Hzのモニターなら、fps上限を「140」くらいに制限しておくんだ。
上限に張り付いてしまうとG-SYNCの効果が切れて遅延が増えることがあるため、Reflexが自動でfps上限を調整してくれることもあるけれど、自分でも意識しておくとより完璧な低遅延環境が作れるはずだよ。

DLSSの遅延対策をおさらいしよう

ここまで、DLSSと遅延の関係について詳しく解説してきたけれど、理解してもらえただろうか。
最後に、この記事の重要なポイントをスッキリとおさらいしておこう。

  • アップスケーリングは遅延を改善しやすい:GPU負荷を下げてfpsを上げるため、操作の反映が早まることが多い。
  • フレーム生成が遅延の犯人:未来のフレームを予測して作り出す仕組み上、どうしても入力遅延が発生してしまう。
  • FPSゲームでの設定:フレーム生成はオフにして、Reflexを「オン+ブースト」にするのが鉄則。
  • アクションRPGでの設定:フレーム生成をオンにして滑らかな映像を楽しみつつ、Reflexを併用して遅延を抑え込む。
  • 同期設定の最適解:V-SyncはオフにしてG-SYNCを活用し、fps上限をモニターのリフレッシュレートより少し下に設定する。

「DLSSを使うと遅延する」というのは半分本当で半分間違いなんだ。
それぞれの機能がどう働いているのかを知っていれば、もう設定画面で迷うことはなくなるはずだよ。

さっそくゲーム設定を見直してみよう!

グラフィック設定は、ちょっとした知識があるだけで、ゲームの快適さが劇的に変わる面白い部分なんだ。
「なんとなく重いから全部低設定にしている」「よくわからないから全部オンにしている」という状態から卒業して、ゲームに合わせた最適な設定を見つけてほしい。
あなたの持っているグラフィックボードは、きっともっと素晴らしい体験を提供してくれるはずだよ。

次にゲームを起動するときは、ぜひ設定画面を開いて、DLSSの項目やReflex、V-Syncの設定をチェックしてみてね。
自分の目で滑らかさと操作感を確かめながら、最高のゲーム環境を作り上げていこう!