DLSS

dlssとfsrの違いって何?

dlssとfsrの違いって何?

最近PCゲームを遊んでいると、設定画面のグラフィックの項目でよく見かける「dlss」と「fsr」という謎のアルファベット。
「これってオンにしたほうがいいの?」「どっちを選べばいいんだろう?」って悩むこと、けっこうあるよね。
新しいゲームを買ったはいいけど、動きがカクカクしてストレスが溜まる…なんて経験をしたことがある人も多いんじゃないかな。
実はこの2つは、ゲームの画質をできるだけきれいに保ちながら、パソコンの負担を減らして画面を滑らかに動かしてくれる、まさに魔法のような技術なんだ。
「専門用語ばかりで難しそう」と思うかもしれないけれど、大丈夫だよ。
この記事を読めば、それぞれの技術の違いや特徴がスッキリ理解できて、どっちを選べばいいかもう迷わなくなるよ。
自分の使っているパソコンの環境やグラフィックボードに合わせて、最適な設定を選べるようになれば、いつものゲームがもっと快適に、そして美しいグラフィックで楽しめるようになるはずだよ。

dlssはNVIDIA専用、fsrはみんな使える万能技術

dlssはNVIDIA専用、fsrはみんな使える万能技術

dlssとfsrの違いを一言でわかりやすく言うなら、「dlssはNVIDIAのRTXシリーズ専用のAI技術」で、「fsrはどんなパソコンでも使いやすいオープンな技術」ということなんだ。
名前も違うし作っている会社も違うけれど、やろうとしている目的はどちらも同じなんだよ。
それは、「ゲームの映像をわざと低い解像度(荒い画質)で軽く作ってから、一瞬で高解像度(きれいな画質)に拡大して表示する」ということ。
専門用語ではこれを「アップスケーリング技術」なんて呼んだりするね。
この技術のおかげで、パソコンに無理な負担をかけずに、きれいな画質と滑らかな動き(高いフレームレート)の両方を手に入れることができるんだ。
だから、もしキミがNVIDIAの新しいグラフィックボードである「RTXシリーズ」を使っているなら、迷わずdlssを選ぶのが基本の正解になるね。
一方で、AMDの「Radeonシリーズ」を使っていたり、少し世代が前の古いグラフィックボードを使っているなら、fsrという心強い味方に頼ることになるんだ。
どっちが偉いというよりは、自分のパソコンに合った方を選ぶのが一番大切なんだよね。

どうしてそんな違いが生まれるの?

どうしてそんな違いが生まれるの?

dlssとfsrの立ち位置がこれほどはっきり分かれているのには、ちゃんとした理由があるんだよね。
それぞれの開発元であるNVIDIAとAMDの考え方の違いや、使っている技術の根本的な仕組みが全然違うからなんだ。
ここでは、その理由を3つのポイントに分けて、もうちょっと深く掘り下げて解説していくよ。

AIレンダリング vs 伝統的アップスケーリング

まず、dlssは「Deep Learning Super Sampling」の略で、名前の通りAI(ディープラーニング)をフル活用した技術なんだ。
開発元のNVIDIAが持っている巨大なスーパーコンピューターが、事前に何万枚ものゲームの高画質画像を学習しているんだよね。
そして、その賢いAIモデルを使って「この荒い低解像度の画像は、本当はこういう細かい模様がある高解像度になるはずだ」と予測しながら、足りない部分を描き足して新しい絵を作り出しているんだ。
AIが考えて補正してくれるから、すごく自然で綺麗に拡大できるのが特徴だよ。
ちなみに、このAIモデルはクラウド側で継続的にアップデートされていくから、時間が経つごとにどんどん賢くなって画質が向上していくのも面白いところだね。

これに対してfsrは「FidelityFX Super Resolution」の略で、AMDが開発した技術だよ。
fsrの初期バージョンである1.0や2.0は、AIを使わない道を選んだんだ。
その代わりに、高度な数学的フィルタや、輪郭をくっきりさせるエッジ強調などのアルゴリズムを使って画像を綺麗に引き伸ばす方法をとっていたんだ。
「AIを使わないと綺麗にならないんじゃない?」と思うかもしれないけれど、AMDの技術力でかなり優秀な画質を実現していたんだよ。
ただ、最新の動向として、AMDが発表した「fsr 4」からは、ついにAI(機械学習)の要素も本格的に取り入れ始めるとされているんだ。
これからAIを使ったアップスケーリング技術として、fsrもさらに進化していくのは間違いないね。

専用ハードウェアの有無

dlssがNVIDIAの専用技術になっているのは、自社ユーザーを囲い込みたいだけじゃなくて、物理的なハードウェアの理由があるんだ。
dlssの高度なAI処理をリアルタイムで動かすためには、「Tensorコア」と呼ばれるAI専用の計算回路がどうしても必要になるんだよね。
このTensorコアは、NVIDIAの「RTX 20シリーズ」以降のグラフィックボードにしか搭載されていないんだ。
だから、物理的にAIを計算する回路がない他のグラボでは、dlssを動かすことができないってわけなんだよ。

一方のfsrは、最初から「特定の専用回路を必要としない」ように設計されているんだ。
これはAMDの「みんなに広く使ってほしい」というオープンな姿勢の表れだね。
だから、AMDのRadeonシリーズのグラボはもちろんのこと、なんとライバルであるNVIDIAの「GTX 10シリーズ」のような古いグラボでも動かすことができるんだ。
さらに言えば、グラボを積んでいないノートパソコンのCPUに内蔵されているGPU(iGPU)なんかでも恩恵を受けられることがあるんだよ。
この「ハードウェアの制限が緩くて、誰でも使いやすいオープンさ」がfsrの最大の強みだと言えるね。
ゲームを作る開発者さんにとっても、fsrは導入コストが低いから、対応するゲームの数が増えるペースがすごく速いというメリットもあるんだ。

dlssが一歩リード、でもfsrも猛追中

じゃあ、実際にゲームの画面を見たときに、dlssとfsrのどっちが綺麗なのかって一番気になるところだよね。
いろんなゲーマーの評価や比較レビューを見ると、総合的な画質の維持やノイズの少なさでは、dlssの方が一歩リードしていると評価されることが多いよ。
特に、元の解像度をすごく低く設定して無理やり大きく引き伸ばすような場面では、AIが足りない情報を補ってくれるdlssのほうが、ディテールが崩れにくくて綺麗に見えるんだ。
最近発表されたdlss 4.5なんて、新しいAIモデルを使って「性能モード」のようにたくさん拡大する設定でも、画質の劣化をかなり抑えられるようになっているとされているから驚きだよね。

でも、だからといってfsrがダメというわけでは全くないよ。
fsr 2が登場して以降、dlssとの画質差はかなり縮まったという声がたくさん上がっているんだ。
とくに「高画質モード(Quality設定など)」で遊ぶ分には、パッと見では両者の違いがほとんどわからないくらい綺麗になっているんだよね。
それに、最近はdlssにもfsrにも「フレーム生成」というものすごい機能が追加されているんだ。
これは、AIやアルゴリズムが「1コマ目と2コマ目の間にあるはずの映像」を勝手に作り出して挟み込むことで、FPS(フレームレート)を劇的にアップさせる技術だよ。
AMDがRDNA4世代でリリースする予定の「fsr 4」でも、AIを使ったアップスケールとフレーム生成によって、本来の解像度にかなり近い画質を実現すると言われているから、今後のfsrの逆襲にも目が離せないね。

シチュエーション別の最適な選び方

ここまでの解説で、dlssとfsrの仕組みや特徴の違いはしっかりわかってきたかな?
でも、「理屈はわかったけど、結局自分のパソコン環境ならどう設定するのが一番いいの?」って思うかもしれないよね。
そこで、よくあるゲーマーの環境を3つのシチュエーションに分けて、具体的な選び方を紹介するね。
自分の環境と照らし合わせてみてね。

最新のRTXシリーズ(RTX 3060や4070など)を使っている場合

もしキミがNVIDIAの「RTXシリーズ」のグラフィックボードを使っているなら、結論はとてもシンプルだよ。
ゲームの設定画面に両方の選択肢があったら、迷わず「dlss」を選んでおけば間違いないね。
せっかく高いお金を出してTensorコアが積んであるグラボを買ったんだから、その専用機能を使い倒さないともったいないよ。
dlssはRTXグラボの性能を120%引き出してくれる専用の相棒みたいなものだから、画質の綺麗さも、動きの滑らかさもトップクラスの体験ができるんだ。
特に「サイバーパンク2077」のような、レイトレーシング(光の反射や影をリアルに計算する超重い処理)をゴリゴリに効かせたゲームを遊ぶときは、dlssの助けがないとカクカクして遊べないレベルだったりするんだよね。
dlss 3のフレーム生成機能が使えるRTX 40シリーズなどを持っているなら、さらに別次元のヌルヌル感を体験できるはずだよ。

少し古いグラボ(GTX 1060など)やRadeonを使っている場合

「自分はGTX 1060やGTX 1660を使っているから、dlssが選べなくてガッカリ…」と落ち込む必要は全くないよ。
そういうピンチのときこそ、オープンで懐の深いfsrの出番なんだ。
fsrは古い世代のグラボでもしっかりサポートして助けてくれるから、設定画面でfsrをオンにして、「品質(Quality)」や「バランス」モードに設定してみてね。
そうすれば、重くてカクついていた最新のゲームも、見違えるようにスムーズに動くようになる可能性が高いよ。
もちろん、AMDのRadeonシリーズ(RX 6000シリーズやRX 7000シリーズなど)のグラボを使っている人にとっても、fsrは一番の武器になるね。
特にRadeonのユーザーなら、AMDのドライバー機能と組み合わせることでさらに遅延を減らしたりできるから相性バツグンなんだ。
これから出てくるfsr 4対応のゲームが増えれば、Radeon環境でのゲーム体験はもっとリッチになっていくとされているよ。

携帯型ゲーミングPCや家庭用ゲーム機で遊ぶ場合

最近は「Steam Deck」や「ROG Ally」のような、両手で持ち運べる携帯型のゲーミングPCが大ブームになっているよね。
ベッドで寝転がりながら本格的なPCゲームができるなんて最高だけど、こういった小さな端末は、どうしても大きなデスクトップパソコンに比べるとグラフィックの性能が低めになってしまうんだ。
ここでも大活躍して僕たちのゲーム体験を救ってくれているのが、実はfsrなんだよ。
携帯機の画面は小さいから、アップスケーリングで少しだけ画質が落ちたとしても、人間の目にはほとんど気にならないんだよね。
だから、fsrを強めに効かせてフレームレートをしっかり稼ぐことで、性能が限られた携帯機でも最新の重いAAAゲームがサクサク遊べるようになるんだ。
それに、みんながよく遊んでいるPS5やXbox Series X/Sといった家庭用ゲーム機の中身も、実はAMDのチップが使われているんだよ。
だから、コンソールゲーム機の見えないところでもfsrの技術が使われていて、僕たちが快適にゲームを遊べるように支えてくれているんだ。
すごい汎用性の高さだよね。

dlssとfsrの特徴をおさらい

ここまで色々と解説してきたけれど、最後にdlssとfsrの重要なポイントをわかりやすくおさらいしてみよう。
頭の中を整理してみてね。

  • dlss(NVIDIA専用):AI(ディープラーニング)の力をフルに使って、高い画質と高フレームレートを実現する技術。RTXシリーズのグラボを持っているなら、迷わずコレを最優先で選ぶべき。
  • fsr(誰でも使えるオープン技術):AMDが主導する、ハードウェアを選ばない万能な技術。NVIDIAの古いグラボや他社製グラボ、携帯機でもOK。設定しやすく、対応しているゲームがどんどん増えている。
  • 画質の違い:dlssの方がAIの補正力で一歩リードしていることが多いけれど、高画質設定ならfsrもかなり綺麗で、その差はどんどん縮まっている。最新世代ではどちらもフレーム生成で爆発的にFPSを伸ばせる。

こうして見ると、どちらが絶対に優れていてどちらがダメ、という話ではないことがわかるよね。
「誰に向けて、どんな環境で使ってもらうために作られた技術か」というアプローチが違うだけなんだ。
NVIDIAユーザーに最高峰のプレミアムな体験を提供するのがdlssだとしたら、古いPCから携帯機まで、すべてのゲーマーの環境を底上げしてくれる救世主がfsr、というふうに覚えておくとバッチリだよ。

さあ、ゲームの設定を見直して快適に遊ぼう!

dlssとfsr、それぞれの得意なことや違いの正体が、しっかりキミに伝わったかな?
パソコンのスペックが少し古くなってきて、「最近のゲームは重いから遊べないかも…」と諦めかけていた人も、このアップスケーリング技術をうまく使えば、まだまだ快適に遊べる可能性が十分にあるんだよ。
新しいグラフィックボードに買い替える前に、まずは今ある環境で試してみる価値は絶対にあるよね。
次にパソコンでゲームを起動するときは、ぜひオプションやグラフィック設定の画面を開いてみてほしいな。
「dlss」や「fsr」の項目を見つけたら、まずはオンにして「品質(Quality)」モードなどを試してみてね。
きっと「おっ、いつもより滑らかに動くぞ!しかも綺麗じゃん!」って感動するはずだよ。
自分のパソコンにぴったりの設定を見つけ出して、これからも最高のゲーム体験をたっぷり楽しんでいこうね!