
PC-8800シリーズで発売された『177』というゲームについて気になっているんじゃないだろうか。
1986年に発売されたこのゲームは、レトロゲームファンの間では伝説的な存在として語り継がれているんだ。
ただ、その内容があまりにもセンシティブで、当時から賛否両論を巻き起こした作品でもある。
この記事では『177』のゲームシステムから社会的影響、そして現代における評価まで、この伝説のゲームの全貌を詳しく解説していくよ。
レトロゲームの歴史を知りたい人、PC-8800時代のアダルトゲーム文化に興味がある人にとって、貴重な情報が詰まっているはずだ。
『177』は1986年発売のPC-8800向けアダルトアクションゲーム

『177』は、1986年9月にデービーソフトのアダルトゲームブランド「マカダミアソフト」から発売されたPC-8800シリーズ向けのアクションゲームだ。
タイトルの「177」は刑法第177条(当時の強姦罪、現在の不同意性交等罪)を指していて、ゲーム内容もその名の通り、夜道を逃げる女性を追いかけるという衝撃的なものだったんだ。
定価は7,800〜8,580円で、PC-8801/SR向けの5インチ2Dディスクで販売されていた。
他にもPC-9800版やX1版も存在していて、当時のパソコンゲーム市場では話題作として注目を集めたんだよ。
なぜ『177』は伝説的なゲームとして語られるのか

社会的に大きな波紋を呼んだ内容
このゲームが伝説として語り継がれる理由は、その過激な内容にある。
国会でも「アダルトゲーム叩きの象徴」として取り上げられ、販売自粛に追い込まれたという経緯があるんだ。
1980年代後半は、アダルトゲームやロリコン文化に対する社会的批判が高まっていた時期で、『177』はまさにその渦中に登場した作品だった。
発禁ギリギリの内容として知られ、当時のゲーム業界における自主規制の流れを作る一因にもなったとされているよ。
極めて高い難易度
もう一つの伝説化した理由は、その難易度の高さだ。
ゲームは2部構成になっていて、ACT.ONEで女性を追いかけて服を剥ぎ取り、ACT.TWOで性行為を行うという流れなんだけど、ACT.TWOに到達すること自体が非常に困難だったんだ。
ニコニコ動画では「ACT2到達者出てこい」と話題になるほど、クリアした人が少ない高難易度ゲームとして知られているよ。
現代におけるカルト的人気
時代を経て、このゲームは「最高の不謹慎ゲーム」として殿堂入り評価を受けるようになった。
2021年頃には攻略記事やプレイ回顧がブログで投稿され、2007年のニコニコ動画のプレイ動画が今も視聴できるなど、レトロゲームファンの間では根強い人気があるんだ。
Internet Archiveにもロングプレイ動画がアーカイブされていて、2026年現在もアクセス可能という状態だよ。
『177』のゲームシステムを詳しく解説

基本的なゲームの流れ
ゲームは大きく2つのパートに分かれている。
ACT.ONEでは、主人公「大内秀雄」(26歳、自動車工場勤務)が、OL「斎藤琴絵」(21歳)を夜道で追いかけるアクションパートだ。
プレイヤーは女性を追いかけながら、スペースキーを押して服を1枚ずつ剥ぎ取っていく。
全裸にできたら、ACT.TWOに進むことができるんだ。
操作方法と攻略のポイント
操作は次のようになっている:
- 8キー:ジャンプ(障害物を飛び越える)
- 4キー:加速
- 6キー:減速
- スペースキー:爆弾投げ/服を剥ぐ
- ESCキー:ポーズ
ライフは3つで、障害物にぶつかるとダメージを受けてしまう。
爆弾を使って障害物を破壊するとスコアが回復するので、これをうまく活用することが攻略の鍵になるんだ。
女性の逃走ルートは分岐していて、それに対応する必要があるため、パターンを覚えることも重要だよ。
エンディングの種類
このゲームには複数のエンディングが用意されている。
ACT.TWOで女性を先にイかせることができれば、なんと和姦結婚というハッピーエンドになるんだ。
逆に失敗すると、刑法177条の条文が表示されて逮捕されるというゲームオーバーになる。
他にもバッドエンドが複数あって、プレイヤーの行動によって異なる結末を迎えることになるよ。
具体的なプレイ体験と攻略事例

ACT.ONEの攻略パターン
ACT.ONEでは、スコア管理が最も重要になってくる。
女性は一定の速度で逃げていくんだけど、途中で道が分岐したり、障害物が出現したりするんだ。
障害物には石や看板などがあって、これにぶつかるとライフが減ってしまう。
爆弾を投げて障害物を破壊すれば、スコアが回復するというシステムがあるので、爆弾を温存しすぎずに、積極的に使っていくことが攻略のコツだよ。
また、女性に近づいてスペースキーを押すタイミングも重要で、距離が離れすぎていると服を剥げないので注意が必要なんだ。
ACT.TWOへの到達が最大の難関
多くのプレイヤーがACT.TWOに到達できずに終わってしまう。
2007年のニコニコ動画でも、ACT.TWOを実際にプレイした動画は非常に貴重で、コメント欄では「伝説の映像」として扱われているんだ。
ACT.ONEをクリアするためには、ライフを温存しながら、すべての服を剥ぎ取る必要があって、これが本当に難しい。
女性の動きはランダム要素もあるため、何度もプレイして運とスキルの両方が必要になるよ。
レトロゲーム市場での価値
現在、PC-8801版の『177』は希少品として中古市場で取引されている。
特に付属品が完備されたものは、コレクターズアイテムとして高値で取引されることもあるんだ。
5インチ2Dディスクという古い媒体のため、現物が残っていること自体が珍しく、レトロゲームファンの間では貴重な資料として扱われているよ。
ただし、内容が内容だけに、公に大きな声で取引されることは少なく、マニア間での静かな取引が中心になっている。
『177』が残した文化的影響

アダルトゲーム業界への影響
『177』は、日本のアダルトゲーム業界における自主規制の流れを作った作品の一つとされている。
このゲームが社会問題化したことで、業界団体による倫理審査が強化され、より厳格な年齢確認や内容審査が導入されるきっかけになったんだ。
ある意味では、現代のアダルトゲーム業界の自主規制システムは、『177』のような過激な作品への反省から生まれたと言えるかもしれないね。
インターネット文化における再評価
2000年代以降、ニコニコ動画やブログなどのインターネット文化の中で、『177』は再評価されるようになった。
「ド性癖ゲーム」「キ○ガイエンディング」といった表現で、その過激さがネタとして消費される一方で、レトロゲームの歴史を語る上で外せない作品として扱われているんだ。
note記事などでは、ファンによる創作の題材にもなっていて、当時の時代背景と合わせて考察されることも多いよ。
ゲーム保存の観点からの重要性
倫理的には問題のある内容だけど、ゲーム史の観点からは重要な資料として扱われている。
Internet Archiveにプレイ動画がアーカイブされているのは、まさにこの「歴史的資料」としての価値が認められているからなんだ。
1980年代のパソコンゲーム文化、アダルトゲームの黎明期、そして社会規制の歴史を知る上で、『177』は貴重なサンプルケースになっているよ。
まとめ:『177』はレトロゲーム史の一ページを刻んだ問題作
『177』は、1986年にPC-8800向けに発売された、刑法177条をタイトルにした過激なアダルトアクションゲームだ。
その衝撃的な内容から社会問題化し、国会でも取り上げられて販売自粛に追い込まれた経緯がある。
ゲームシステムとしては、ACT.ONEで女性を追いかけて服を剥ぎ取り、ACT.TWOで性行為を行うという2部構成で、極めて高い難易度が特徴だった。
現代では、レトロゲーム市場で希少品として取引され、インターネット文化の中でカルト的な人気を持つ作品として再評価されているんだ。
倫理的には問題のある内容だけど、1980年代のゲーム業界の自由さと、その後の規制強化の流れを知る上で、歴史的に重要な作品と言えるだろう。
レトロゲームの歴史を知ることの意味
『177』のような問題作を知ることは、決して過去の過ちを賛美することではない。
むしろ、ゲーム業界がどのような変遷を経て、現在のような形になったのかを理解するための貴重な教材なんだ。
もしあなたがレトロゲームの歴史に興味があるなら、こうした作品も含めて、当時の時代背景や社会状況と合わせて学んでみるといい。
そうすることで、現代のゲーム業界がなぜこのような倫理基準を持っているのか、より深く理解できるはずだよ。
歴史は時に不快な事実も含んでいるけど、それを知ることで、私たちは同じ過ちを繰り返さないための教訓を得ることができるんだ。