
あの「ピポッ」という起動音や、フロッピーディスクがガチャガチャと読み込まれる音は、当時のパソコンユーザーにとって忘れられない青春の記憶だよね。
でも、今から実機を買い直すのはハードルが高すぎるし、昔のフロッピーディスクが今でも正常に読み込めるかどうかなんてわからない。
そんなレトロゲームファンたちの悩みを一気に解決してくれる、まるで夢のようなアイテムが存在していたんだ。
それが「pc9801 ゲーム リバイバル コレクション」というムック本だよ。
この記事を読めば、この本がどんな画期的な内容だったのか、どんな懐かしのタイトルが収録されているのか、そしてなぜ今になってとんでもないプレミア価格で取引されているのかが、スッキリとわかるはずだ。
当時のワクワク感を思い出しながら、あの頃のPC-98黄金期へもう一度タイムスリップするためのヒントにしてみてね。
それじゃあ、さっそく詳しく見ていこう!
幻のコレクターズアイテム!pc9801 ゲーム リバイバル コレクションの正体

角川書店のコンプティーク系増刊として発売されたもので、「蘇るPC-9801伝説」などのレトロPC復刻企画と並んで、PC-98ゲーム復刻系ムックの代表格として今でも語り継がれているんだよ。
実はこの本、PC-8801版の「ゲームリバイバルコレクション」と対になる存在としても知られていて、当時はセットで話題になっていたんだ。
ただ、残念なことに現在は絶版になってしまっていて、中古市場ではびっくりするような高額で取引されるプレミア本になってしまっているんだよね。
「当時は学生でお金がなくて買えなかったけど、大人になった今なら…!」と思って探してみたら、あまりの値段に驚いてしまった、なんていうレトロゲームファンの声もけっこう多いんだ。
なぜ今になってプレミア本として高額取引されているのか?

単なる「古いゲームの詰め合わせ」という枠を超えて、みんながどうしても欲しがるのには、いくつか深い理由があるんだよ。
実機不要!Windowsのエミュレータで動く圧倒的な手軽さ
一番の大きな理由は、やっぱりPC-9801の実機がなくても名作が遊べるという、当時としては画期的すぎた構成だね。レトロPCを今から維持しようと思うと、コンデンサの液漏れを修理したり、寿命を迎えたフロッピードライブのベルトを交換したりと、とにかくメンテナンスが大変なんだ。
でも、この本に付属しているCD-ROMには、PC-98実機用のディスクデータが入っているわけではなくて、「Windows上でそのまま動く」エミュレータが一体化したプログラムが収録されているんだよ。
つまり、面倒な設定や専門知識がなくても、WindowsパソコンにCDを入れるだけで当時のゲームがサクサク動いちゃうんだ。
当時としてはまさに「合法エミュレーター+名作ソフトの贅沢セット」みたいな位置づけで、実機を手放してしまった元ユーザーたちから大絶賛されたんだよね。
レトロPCブームと再評価の波が来ている
ここ最近、PC-98自体や当時のゲーム史を振り返るレトロゲーム再評価のブームが巻き起こっているのも大きな要因だね。YouTubeでPC-98のゲーム実況動画を見かけたり、ブログやnoteで「昔のゲームはこんなに尖っていた!」なんて熱く語る記事を読んだりしたことはないかな?
「Neko Project II」のようなエミュレータを使って自力でプレイ環境を構築する人も増えているんだけど、そんな流れの中で「昔、公式からこんなすごい詰め合わせ本が出ていたらしいぞ」と、たびたびこのムック本の名前が挙がるんだ。
PC-98は国内パソコン市場で長らく「一強」と呼ばれるほどの国民機だったよね。
特にこの本に収録されているのは、グラフィックや音源が劇的に進化したPC-98黄金期の作品ばかり。
だからこそ、「あの頃の一番おいしいところをギュッと一冊で味わえる」として、今でも再評価され続けているんだよ。
権利関係のハードルが高く、復刊がめちゃくちゃ難しい?
「そんなに需要があるなら、サクッと再販すればいいじゃないか!」って思うかもしれないけど、それがそう簡単にはいかない大人の事情があるみたいなんだ。絶版本のリクエストを受け付けている「復刊ドットコム」というサイトでも、この本は投票対象になっていて、「初回発行部数自体が少なくて超プレミア価格だから、なんとか復刊してほしい!」という熱いコメントがたくさん寄せられているんだよ。
でも、残念ながら再販や復刻が決定したというニュースは今のところ見当たらないんだ。
というのも、収録されている作品の多くが、他社のIP(知的財産)だったり、人気の小説やTRPGが原作だったりするからなんだよね。
複数のメーカーや原作者が絡むと、どうしても権利関係を一つ一つクリアにしていくのが絶望的に大変になってしまう。
この複雑な権利問題が、再販の巨大な壁になっている可能性が高いとされているんだ。
手に入らないとなればなるほど、中古市場での価値がどんどん上がっていくのは当然の流れだよね。
収録タイトル15本を一挙紹介!どんな名作が遊べるの?
さて、いよいよみんなが一番気になっている「収録タイトル」の紹介にいってみようか!noteやレトロゲーム紹介サイトの情報をまとめると、この本にはなんと全部で15本ものゲームが収録されているんだ。
タイトルを聞いただけで、徹夜したあの日の記憶が蘇ってくるかもしれないよ。
TRPGやライトノベル原作の濃厚すぎるRPG群
まずは、このムック本の最大の目玉とも言える、物語性が強くて濃厚なRPGやアクションRPGの数々だよ。テーブルトークRPG(TRPG)やライトノベルと深く結びついた、ファンタジーの金字塔と呼べる作品がズラリと揃っているんだ。
- ロードス島戦記 ~灰色の魔女~
- ロードス島戦記Ⅱ ~五色の魔竜~
- ソードワールドPC
- ラプラスの魔
- パラケルススの魔剣
- Xak(サーク)
- サバッシュⅡ ~メヒテの大予言~(ZAVAS II)
- 幻想奇譚
コンプティークの連載から始まり、小説を読み込みながらゲームの中でパーンやディードリットたちと冒険をした記憶がある人も多いはず。
個人のブログなんかを見ても、「ロードス島戦記IIやパラケルススの魔剣をもう一度プレイしたくてこの本を探している」っていう熱い声がけっこう見つかるんだ。
TRPGファンにとっては、まさに奇跡のようなラインナップだと言えるね。
やりごたえ抜群!硬派で本格的なシミュレーション
次は、マウスを持つ手が震えるほど頭を使った、シミュレーションゲーム(SLG)のラインナップだよ。- パワードール2
- 大戦略Ⅳ
- メルティランサー
- デザート・ドラグーン
特にパワードールシリーズは「難易度が高すぎる!」と当時から有名で、部隊の編成や武器の選択で何度もゲームオーバーになりながら試行錯誤したよね。
そんな重厚なゲームが、今のWindowsの画面上でサクサク動いてくれるなんて、本当にありがたい話だよ。
同人・フリー由来の異色作やアドベンチャーも
最後は、ちょっと毛色の違う作品や、背筋が凍るアドベンチャーゲームだよ。- メタ女(メタル・アイドル女学院)
- ツァイ メタ女
- 怨霊戦記
そして面白いのが、「メタ女」と「ツァイ メタ女」が収録されていることなんだ。
これらはもともとパソコン通信などでフリーソフトとして公開されていた同人色の強いシミュレーションRPGなんだけど、商業作品に負けないくらいの中毒性があって大人気だったんだよ。
ただ、一部のファンからは「当時タダで遊べたフリーソフトを、わざわざ有料のムック本に混ぜるのはどうなんだろう?」と、選定方針に対して少し批判的な意見もあったりするみたい。
それでも、当時のPC-98の多様なゲーム文化を語る上では絶対に外せない作品だし、商業とフリーの垣根を超えたセレクトが、リアルなあの頃の空気感を伝えてくれているとも言えるよね。
まとめ:レトロゲームファンの夢が詰まった一冊
ここまで、「pc9801 ゲーム リバイバル コレクション」について色々と見てきたけど、いかがだったかな?実はこのムック本、同じシリーズのPC-8801版のレビューを参考にすると、「ゲームの内容を少し紹介しているだけで、攻略記事も開発者のインタビューもなくてガッカリだった」という声もあるんだよね。
だからPC-9801版も同じように、読み物としての厚みは控えめで、あくまでゲーム詰め合わせCDが主役という割り切った作りになっていると推測できるんだ。
でも、本としてのボリュームがどうであれ、収録されている15本のソフトの価値は本当に絶大だよ。
PC-98黄金期のRPGやシミュレーションが、面倒な設定なしにWindowsで遊べる。
権利関係のハードルが高くて二度と再販されないかもしれない現状を考えると、これからもコレクターズアイテムとしての価値は下がることはなさそうだね。
レトロゲームの世界へもう一度飛び込んでみよう!
もしあなたが「昔ハマったあのゲームを、大人になった今もう一度自分の手でクリアしたい!」と強く思っているなら、ヤフオクやフリマアプリなどで根気よくこの本を探してみるのもひとつの手だよ。確かに今はプレミア価格になっていて、少し勇気がいる値段かもしれない。
でも、ついに手に入れたときの感動と、モニターに映し出される懐かしいドット絵やFM音源のBGMを聴いたときのワクワク感は、きっとお値段以上の価値があるはずなんだ。
休日の夜にちょっとお酒でも飲みながら、かつて苦戦したダンジョンや戦場に再び挑んでみる。
そんな最高に贅沢でノスタルジックな時間を過ごすために、思い切って探してみてはどうだろう?
きっと、忘れていたあの頃の熱い情熱が、フツフツと蘇ってくると思うよ!